出羽三山神社

出羽三山神社は、羽黒山・月山・湯殿山の出羽三山三神合祭殿です。三神合祭殿なので、羽黒山・月山・湯殿山の影響を受けているパワースポットです。出羽三山神社を開祖された蜂子皇子を祀っている蜂子神社もあります。疫病退散にご利益があるとされ、新型コロナウイルス鎮静にもご利益があるとされています。

羽黒山頂にある出羽三山神社には、羽黒山随神門より石段を登って参拝にいらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。山形県庄内地方に住んでいると、学校行事や部活のレクリエーションなどで石段を登って出羽三山神社を参拝・祈祷する人も多いことでしょう。

出羽三山神社へのアクセス

駅や空港などからの出羽三山神社へのアクセス方法を紹介します。出羽三山神社へは、羽黒山有料道路を通ることになります。通行料と駐車料を含めて普通車で400円かかります。

鶴岡駅

出羽三山神社の最寄り駅は、JR羽越本線鶴岡駅になります。鶴岡駅から出羽三山神社まで、車で約30分ほどです。バスをご利用される場合、鶴岡駅より羽黒山頂行きのバスに乗って50分ほどで出羽三山神社の最寄りのバス停に到着します。出羽三山神社の最寄りのバス停は、羽黒山頂です。羽黒山頂で降りましょう。

アクセス
所要時間
料金
鶴岡駅~羽黒山頂で下車バスで約50分1210円
鶴岡駅~羽黒山頂タクシーで約31分6130円

おいしい庄内空港

出羽三山神社の最寄りの空港は、「おいしい庄内空港」と愛称されている庄内空港です。庄内空港から飛行機の発着に合わせて鶴岡駅行きのバスが運行しています。鶴岡駅で羽黒山頂行きのバスに乗り換えると良いでしょう。

アクセス
所要時間
料金
庄内空港~羽黒山頂タクシーで約42分9410円
庄内空港~鶴岡駅バスで約30分780円
鶴岡駅~羽黒山頂で下車バスで約50分1210円

車でお越しの場合

各ICから出羽三山神社までの所要時間になります。羽黒山頂への道路が、有料道路になっているので通行料を準備しておきましょう。また、羽黒山有料道路は急こう配な坂やカーブが続いているので運転にも注意しましょう。

アクセス
所要時間
山形自動車道:鶴岡ICより車で約38分
日本海東北自動車道:鶴岡西ICより車で約39分

駐車場はある?

羽黒山有料道路を進んでいくと、羽黒山頂に到着します。普通車が約90台駐車可能な第一駐車場があります。また、さらに約90台駐車可能な第二駐車場もあります。

トイレはある?

羽黒山頂の第一駐車場にトイレがありますので、そちらを利用しましょう。

お土産やランチ


羽黒山頂の第一駐車場周辺には、お土産ものやそばやうどんなどお食事を提供する売店がいくつか並んでいます。売店周辺を散策していると、お茶をごちそうしてくれる売店があります。そのお茶は出羽三山の開運茶で、マツタケ・マイタケ・シイタケの3種類のキノコの風味が楽しめます。マツタケよりもマイタケやシイタケの風味が強いと感じましたが、健康効果が見込まれる開運茶です。売店のお姉さんが何杯も進めてきますよ。

ランチといえばラーメンやうどん・そばを想像しませんか?羽黒山頂の売店ではラーメンやうどん・そばの他に、おもちも食べることができます。肉もち、あんもち、納豆もち、雑煮もちなど、神社近くの売店でランチを食べてさらに開運アップすることでしょう。

御朱印

出羽三山神社の御朱印は、三神合祭殿にて墨書きにて拝受することができます。出羽三山神社の御朱印帳も販売されています。季節によって特別御朱印を拝受できたり、特別なデザインの御朱印帳が販売されていることもあります。

鏡池

三神合祭殿前にある御手洗池が、鏡池と呼ばれています。古くから羽黒神が向影されているといわれており、平安時代・鎌倉時代・江戸時代中期までの銅鏡が発掘されています。発掘された銅鏡は、国の重要文化財に指定されており、出羽三山歴史博物館に収蔵されています。

霊祭殿

先祖供養に関しても深い信仰を集めているのも、出羽三山です。霊祭殿へと続く道横には赤い風車が多く並んでおり、三神合祭殿とはまた異なる不思議なパワーを感じられます。

出羽三山の精進料理

精進料理といえば、冠婚葬祭で食べるお食事のことをイメージしませんか?出羽三山の精進料理は、羽黒山で修業する山伏の自給自足の食事が元になっているそうです。2011年にはフランスやハンガリーで出羽三山精進料理が紹介され絶賛されており、時期によってデザインが変更になるようです。

出羽三山神社のイベント

出羽三山神社では、年間を通していくつか行事が開催されています。その中で見どころなのが、花祭、八朔祭、松例祭になります。

花祭

毎年7月15日に行われ出羽三山全体の年に一度の例大祭に位置付けされているのが、花祭です。五穀豊穣、家内安全を祈願するお祭りになっています。午後には山伏を先頭に神木や万灯などの造花などがお神輿や巫女とともに鏡池を一周します。鏡池を一周した後の参拝客の造花の奪い合いが、見どころです。

八朔祭

毎年8月31日に開催されているのが、八朔祭です。秋の峰入り中の山伏によって行われる、稲穂の順調な生育や台風による災害が無いように祈願するお祭りです。見どころは法螺貝が鳴り響く中、山伏たちによって柴燈木に火が放たれ夜空へと炎が舞い上がるところが圧巻です。

松例祭

毎年12月31日の大晦日から1月1日の元旦にかけて開催されているのが、松例祭です。大晦日のお昼から元旦の未明にかけて様々な神事が執り行われています。五穀豊穣、天下泰平を祈願するお祭りであり、松例祭の大松明行事は国無形民俗文化財にも指定されています。